アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『NieR:Automata Ver1.1a』

全12話視聴完了。疫病の影響で再放送と放送延期などあったが、なんとか全話録画して見られた。
ゲーム原作。あの最後のおまえのような人形劇に感じる内輪感に、古いゲーム原作としって納得。
絵柄も音楽も、独特のSFゴス的な空気感も、彩度を落とした画面も、どれもとても格好良かった。

常にバディを組む双子のような容姿のアンドロイドの関係性も魅力的。主人公の2Bと9Sの目隠しをした2人に惹かれて見始めたのだが、なんだろう。9Sが喋ると台無し感。こんな白髪に黒い追いそうに目隠しのクール系なのに、軽くてチャラい。一瞬、引いてしまうが、それでも話数を重ねるごとに、この見た目通りクールな口元のほくろがセクシーな2Bとのやり取りが魅力的になってくるのわ。
ストーリーは未来系SF。地球に飛来したエイリアンと機械生命体により人類絶滅の危機が訪れた。滅んだ地球から月へと逃げのびた僅かな人類は地球を取り戻すため、アンドロイドを地球に送り込んだ。しかし、機械生命体を前に一向に進まない地球奪還。そこで新たに送り込んだのは新型アンドロイドを使用したヨルハ部隊、2Bと9S。感情を持つことを禁止され、人類のために戦い続けるアンドロイドたち。その中で出会った、機械生命体と取引をするアンドロイド。平和を望むネットワークから外れた機械生命体の、平和を望みながらも些細なことから生まれてしまう争いを目の当たりにしたり、機械生命体にも関わらず、アンドロイドと似た外見へと進化したアダムとその弟のイブ。そしてイブの死。アダムとイブの戦い。機械生命体の暴走。共鳴する機械生命体。
機械生命体の声が、昭和のいかにもなロボットらしいロボットの声というか喋り方で、なんだか懐かしさすら感じた。が、聞き取り憎いのだよね。
印象的だったのは第10話の「バイバイ!」「我々は、苦しみから解き放たれるのだ!」と溶解炉に溶けていく機械生命体は、よくある表現かもしれないが、見た目がコミカルなだけにじんわり怖いよなと。
機械生命体とかアンドロイドとか、人間は存在しているにも関わらず、その存在感のみでほぼほぼ出て来ない。そんな所で、意思とか思考とかそういう物の在り方を問うかのような印象。
多分、わかりやすいタイプのSFだと思う。ただ、SFにありがちな話しが進む程に解き明かされる設定もあるのだけれども、それ以上に、多分、ゲームを知っている前提で作られている所があるのだろうなと、思った。]

EDが印象的。

色々思わせぶりな最後で、第2期制作決定かと。なんとなく、もっと壮大な話しなのだろうなと。

総表として中の中。

 

youtu.be