アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝』

全12話視聴完了。本編と平行した時間経過で他の側面から見られるって、なんだか新鮮だった。間が空いたから余計に、嗚呼、こんな感じだったとか。

面白かったよ。第1話を見た時は、前作の記憶がヘスティア様のロリ巨乳パッツン前髪ビジュアル好きだな。そして主人公の性格が可愛くて仕方がなかったなとか。

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まぁ、今回はロキ・ファミリアを舞台に、剣姫アイズ・ヴァレンシュタインを中心に話しが進む。人間味の少ない彼女の思考がこういう流れでベル君を思い、修行をして、と。なんだか主人公だったキャラクターを客観視する、でも、そのキャラ中心ではなく、というのが印象的だったな。そして、今回の見所はベル君と同様もアイズの強さに憧れるレフィーヤというエルフの少女の視点で動くという。更なる客観視。そして、少女特有の百合的健全さ。それはアイズの性格もあるのだろうが、ラノベ特有のハーレム的や強引な露出的展開が感じられないというのが、今回、外伝の特筆すべきことだったかなと。本編はヘスティア様がうざ可愛くて、そんなこんなでもなかったかれど。主人公が少女目線って、あまりないなと思ったり。あまりラノベ自体を読むことが少ないせいかもしれないけれど。

始まった当初はキャラクターが多くて、僅かな前作の記憶しかなかったため、これ、誰だっけ。覚えきれないよ。と。もう、全然楽しめる気がしなかったけれど、面白かった。いつの間にか、嗚呼、狼耳の嫌な奴なイケメンなベートも憎めないじゃんとか。ロキ様の糸目もなかなか味わい深いな。そして腹筋が好き。腹のラインと衣装のバランスが凄く好きだと。これはストーリーというよりも、本当にキャラが魅力的な作品だよなと。

総評としては中の中。前作見返したい。そして続編はできるのかな。これからアイズの人生とベル君の人生がどう交差するのか見たい。

 

 

『銀魂』

2017年1月9日から放送分の第4期+よりぬけ!銀魂さん過去回想篇の視聴完了。

また、銀魂に踊らされてしまった。今度こそ終ると思ったのに。何でも作中突っ込みを入れれば許されるわけではないよ。そして、基本的感想は前回から特に変わらず。最初は面白かった。最初は個人的に革新的で面白かったのだけれどね。

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嗚呼、そしてこれからも踊らされて10月から『ポロリ篇』を観るのだろうな、と。相変わらず銀さんのお陰で二次元クズ男がめっちゃ好きになってしまったよ。パチンカスで無職で呑む打つ買うイケメンの出て来る漫画を探して放浪してしまうようになったよ。翻弄された。誰かがされているのを見たい。そしてそんな主人公がラストでまともになっていると舌打ちをしたくなる。

総評としては中の中。実写、どうするかな。段々、面白そうに思えてきたよ。

 

 

やたもも (バンブーコミックス Qpaコレクション)

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『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』

全12話視聴完了。

もう、悲しいに向かってお話が作られており、最終的に「Scarborough Fair」をヒロインが命懸けて戦う所に流すとか、泣くしかないじゃないか。

「いつまでも一緒にいるよと誓った。誓えたことが幸せだった。いつまでも一緒にいるよと誓った。誓えたことが安らぎだった。この人の事が好きだなと思った。こいつのことが大切だと思った。思えたことが幸せだった。思えたことが喜びだった。幸せにしてやるよと言って貰えた。幸せにしてやるよと言ってやれた。言って貰えたことが幸せだった。言えたことで満たされたいた。こんなにもたくさんの幸せをあの人にわけて貰えた。こんなにも色々なものをこいつから受け取っていた。なのに俺は。だからきっと、今の私は誰が何と言おうと、世界一幸せな女の子だ」CMでも、最終回でも、こんなこと言われたら、悲しいしかないよ。

正体不明の獣たちに蹂躙され、人間を含む多くの種族が滅ぼされた地上。生き残った種族は浮遊大陸群と呼ばれる空飛ぶ群島の上に逃れ、暮らしていた。地上が滅びる前の戦いで石化し、500年後の空の上で目覚めた唯一の人間、ヴィレム・クメシュ。守りたかったものが守れず、自分一人だけ生き残ってしまった絶望から世捨て人のような生活を送っていた。しかし、ある日、水色の髪の少女、クトリと出会う。そして、その後、友人の勧めで始めた兵器管理の仕事の中、クトリを含む、ある少女たちと出会った。少女たちは妖精兵という、聖剣を振るい獣の脅威から浮遊大陸群を守るべく戦場に送られる、使い捨ての兵器であった。

女子供が、自分のも他人のも、死を恐れない。ただ、無邪気に戦う。とか、もう、悲しすぎる。悲しいの押し売りと予感ばかり。クトリがキスして欲しいとか、記憶を段々となくしているのとか、自我を保てなくなるのとか。主人公のことを君と呼び続けるのとかも。ヴィルムも、彼は彼で自己犠牲の精神が強過ぎて、嗚呼、過去にも色々あって、となってしまう。

上手く乗れれば凄く感動できたのだろうなと。最終的に大怪我をして並んで治療中のノフトとラーントルクが上手くまとめてはくれたけれど、それでもやりきれなさが残った。これは最後の最後に赤子を出されても、どうにもならないよ。

ただ、この作品、アニメよりも原作の方が面白いかもしれない。導入としての、キャラクター認識や愛着という点でアニメを見て、原作読むのが良いかなと思う作品だった。

総評としては中の中。

 

 

『僧侶と交わる色欲の夜に…』

全13話視聴完了。

これってエロさで3パターンあるんだね。TV版しか見ていないけれど、充分、お腹いっぱいです。もう、木魚が斬新過ぎて、急なTERA劇場とかも言いたいこと色々あったけれど、木魚wwwってなってしまった。

最も、最初から最後まで電子コミックの大掛かりな広告であって、アニメとしては、もう、本気で作っているのか疑問に感じてしまう。これって完全版を見たらそんなことないのかな。

まぁ、ストーリーはあってないようなものだよね。僧侶という所を推しているのだろうけれど、九条君の寺設定も、主人公の好きだった彼が同窓会で会ったら頭丸めて坊主でショックを受けるのも、もう、よくわからい。僧侶が無欲で恋愛も結婚もできないだなんて何故そう思っているのか、本当に謎過ぎる。それで勝手に自棄酒とか。この子、大丈夫。あまり賢いタイプではないのは、なんとなくわかるけれど、いつの間にか九条君と同棲しているし。学生だよね。寺の嫁になるなら、寧ろ、ちゃんとして欲しいとか。そして、九条君のお家も、和風なのに、寝室は洋室で、やたら廊下ばかり長いし、間取りどうなっているのとか。いつも2人、気が付くと寝室で。お父さんとお母さんも影が薄いよね。寺にした必要性も、僧侶への偏見と坊主って意外と良いかもね、位しかなかったような。

なんか、本当に木魚とコミック宣伝という印象以外ないまま終ってしまった。

総評としては下の中。個人的に、エロいの嫌いじゃないけれど、地上波であんまりあんまりなのやるのはどうかと思う人なのですよ。

 

僧侶と交わる色欲の夜に…(Clair TL comics)

僧侶と交わる色欲の夜に…(Clair TL comics)

 

 

 

 

『笑ゥせぇるすまんNEW』

全12話視聴完了。EDが高田純次というのが良かった。凄くはまっていたなと。

前作、というか、笑ゥせぇるすまん』自体は朧げに記憶があるかないかだったのだが、ドーンという点滅する画面が印象的だった。が、今回、NEWでは画面にドーン!という絵のみでさらりと流しがちだったなと。そして、このストーリーって、時代背景もあるのだろうけれど、こんなにやりきれない軽薄な感じだったっけ。喪黒福造がいなければ、別にドーン!される人は何事もなく日常を送れたのじゃないかと。だから13話で7話の「化けた男」の再放送をしたのかな。喪黒さんも私に出会わなければと言っていたし。

そもそも、謎のセールスマン喪黒福造と出会い、彼との約束を破ったり忠告を聞き入れなかった場合、その代償を負わせる。という設定の元にオムニバス形式の単話で観られる作品ではあるのだが、大人になった今、大人って、もっと自分の色々なことと折り合いをつけて大人になっているのではないかなと思わずにいられなかった。いや、折り合い付いていない部分も勿論あるのだが、それでも、人間の本質や欲望や弱さってこんなに彼の手の内で転がせるようなもの、10分たそこらで語れるものでもなかろにと。それにそんなオチを付けるなら、言い忘れてました位のテンションで約束や忠告をするなと。詐欺っぽいよ。乗る方も乗る方だけれど。と、まぁ、そんなことを考えて見る作品でもないのだろうけれど。もっと単純に喪黒のキャラクターを面白可笑しく見たらよいのだろうなと思う。

特にやりきれなかったのは、第9話の「懐かしの銭湯ツアー」はドーン!される人は別に理想の銭湯に行けなくても良いと言っていたのに、不意打ちで連れて行ってあれはないだろうと。

なんだか久々に見ながら苛々するアニメだったわ。面白いは面白かったけれど、個人的に喪黒を受け入れられない。

総評としては中の中。OP、ED共に好きではあった。

 

笑ゥせぇるすまんNEW Blu-ray BOX

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TVアニメ『笑ゥせぇるすまんNEW』主題歌シングル

TVアニメ『笑ゥせぇるすまんNEW』主題歌シングル

 

 

 

『この素晴らしい世界に祝福を!2』

全10話視聴完了。『この素晴らしい世界に祝福を!(『この素晴らしい世界に祝福を!』 - アニメ視聴否忘失録)』の第2期。

相変わらずのテンポの良さと勢い。丁寧に観ると、笑い所がたくさんあるなと。絵も動きも、決して良いとは言えないのだが、そこはかとない魅力があった。目が離せない。後ろでゆれ続ける乳とか、おっぱいとか。

トーリー的には前回に続いており、前回のラストでカズマたちは機動要塞デストロイヤーの脅威からアクセルの街を救ったのだが、それによって国家転覆罪の容疑がかけられた。が、スタート。相変わらずのドタバタコメディ。ダンジョンで仮面の悪魔バニルを倒したり、ダグネスのお見合い話しがあったり、温泉の街でありアクアを信仰する街で色々あったり。特筆すべきはカズマが物語り冒頭で負った借金が完済されたことかな。

まぁ、相変わらずのハイテンションとクズっぷりとポンポン続く会話。特にダクネスのキャラが強いなと、笑わせて貰ったわ。二期はダクネスの一人勝ちだったなと。良かった。所々で絵が、特にカズマの口がプーとなるの、凄く好きだった。

総評としては中の上。兎に角、テンポ良くて、面白いなと、何も考えず観られる。頭空っぽで笑える作品って、貴重だなと。面白かった。

 

 

 

『クズの本懐』

全12話視聴完了。

クズはクズのままで良いじゃないか。欲望に忠実でだらしなくては駄目なのか。ビッチはビッチであることが楽しいからビッチであるのでは駄目なのか。恋ってそんなに崇高な感じなのだろうか。面白いけれど、面白かったけれど、じわじわと心が抉られる。じんわり痛い。でも観ちゃう。切ない。痛い。決してすっきりしない、だけれども、観ずにはいられない。そんな作品。

他に好きな人がいることを了承しつつも、片思いという寂しさを埋めるために付き合う、一見理想の高校生カップル。主人公の黒髪おかっぱで処女の花火は、幼い頃からお兄ちゃんと慕ってた鐘井先生を想っていた。麦は、昔家庭教師をしてくれていた皆川茜先生を想う。新任教師の鐘井先生と皆川先生。二人の間にある恋愛感情。取り残される、花火と麦。更に、花火を好きな早苗に、麦のことを好きな幼馴染の可愛いのり子。更に、早苗のことが好きな早苗の従兄弟。すれ違ったり、重なり合ったり、肉体的欲求に、寂しさに、恋という想い。

まぁ、皆、拗らせているよね。誰も吹っ切れていないというか。いや、鐘井先生はそうでもなかったか。皆川先生を受け入れて、プロポーズして。麦が、本当にどうしようもなかったなと。大人ぶっている分、なんか、もう見ていられないというか。気が付くと、花火と麦はそれなりにくっ付くのかなと思ったのだが、花火、いつの間にか一人だし。花火が一番自覚的に自分と向き合っていて、一人になって、一人で立って進んで行くには弱くって、なんだか、麦がどうしようもない分、個人的に、可愛そうだなと。可哀想は可愛いでもあるのだけれど。最も、花火も最終的に処女のままで、あれだけ色々あって、処女膜ってそこまで重要だとは思わぬが、それでも、そうかと。

でも、好きな人に好かれて一緒にいられるって、それだけで素晴らしくて貴重なことだと思う。結婚は最終地点ではないけれど、それでも結婚しようと思えるってそれは素敵なことだと思う。

総評としては中の上。呑みながら深夜に観るのに良い作品。

 

 

クズの本懐(1) (ビッグガンガンコミックス)

クズの本懐(1) (ビッグガンガンコミックス)