全12話視聴完了。
昔、ドラマ化されていたらしいという漠然とした記憶と、『デュラララ』はこれに影響を受けたのかな、でもアニメ化は『デュラララ』の方が先だったので、同じ街でギャングがモデルであって、どうしても似た印象を受けがち。
舞台は池袋西口。主人公は西口公園、通称「池袋ウエストゲートパーク」近くの果物屋の息子、真島誠。彼に依頼された、池袋で起きる様々なトラブルを解決していくというオムニバス形式。
古い作品ではあるものの、現代風に海外実習生の問題や動画配信者をモデルにするなど焼き直しされているであろうストーリー構成は見易かった。
最近、池袋ってかなり綺麗になって、特に西口公園やイケサンパークにイケバス。お洒落で素敵なクリーンな街として頑張っている所に、いつの時代だろうと言うカラーギャング。風評被害がはなはだしいと。そして、そのアンバランスな過去と現代の池袋の組み合わせは個人的に現代劇にも関わらずファンタジー感があって面白かった。
でも、どうしても「誰にでも優しい街、愛と平和の池袋。…そう、池袋は最高だ」というのは同意しかねるなと。そもそも依頼の内容がどう考えても不穏が過ぎるよ。最高さがわからないよ。マコトも行政も頑張っているのだろうけれども、申し訳ないが、自分はたまに遊びにいく分には良いけれど、住みたくはないと思ってしまう。いや、この言葉自体が皮肉なのか。なんだろう、この単話自体も無理に綺麗に終わらせる感じが、根本的には苦手ではある。もう完全に自分の趣向の問題としてそもそも石田衣良さんの小説、何冊か読んだのだけれど、ちょっと苦手。
気になったのは、マコト君、何処の組織にも属さないフリーな立ち位置で「コウモリ野郎」とか言われていたけれども、「Gボーイズ」のヘッドと仲良しで、ほぼGボーイズなのでわと。そしてちょっとBがLぽくてにやけた。
最後、「レッドエンジェルス」のヘッドのキョウイチ君、山手線の池袋と反対側にお引越ししたらしいが、都内狭いよ。意外と会うよ。田町か浜松町辺りかな。家賃高そう。とか、余計な事ばかり考える。
総評として中の上。なんだかんだ言ってエンタメ性が高くてさらっと楽しめる。