アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』

全12話視聴完了。

過度な謙遜は失礼にあたるという言葉を思い出した。

「自分、また何かやっちゃいました?」系の天然キャラクターは、あまりにあまりだと、他人を見ない故に自分のこともわからない。それって優秀な人ではないよね。知らない間に他人を傷付けたりしている可能性すら興味ない。とても自分本位な人だなと思う。個人的に好感は持てない。そしてそんな主人公が皆に好かれている状況が全く理解が持てない。謎。

ストーリーは異世界ファンタジー。とある辺境のコンロン村で暮らす軍人に憧れる少年ロイド。彼は村で最弱の少年だった。村人の反対を押し切って、王都に出、村長の弟子で実は王女である魔女マリーの家に居候し、士官学校入学の試験に挑む。しかし、実は彼の住む村は全員が人間離れした力を持ち、ロイド自身も常識外の力を持っていた。

わかっていないから、責任も負わない。知らない間に誰かがそんな彼の後始末を付けている。主人公の知らない所で物語が進んでいく。確かに、そんな主人公に救われたかもしれないが、最終回を見る限り、いや、彼のせいじゃないかと。根本的原因は彼じゃないかと。勝手に勝手な思惑で兄や元英雄があれやこれやしたのかもしれないが、そんな状況に陥ったのには彼の人間性に一因があったのでわないかと思ってしまった。多分、この作品はコメディなのだろうけれども、何一つ笑えなかった。更に、主人公がよく「こんなの大したことないですよね」とか「虫が」と言うの、無神経な傲慢さすら感じてしまい、チートの持つ圧倒的力の魅力や爽快さや面白さなど全くなかった。可愛い、魅力的な愛され系主人公で、周りもそういう扱いをしているのだけれども、違和感しかなかった。童顔なので、てっきりショタなのかなと見ていたのだけれども、意外と身長が高いし、そんなに幼くないよねとか。後は、軍人を目指すって、己の力量も計れず、周りも見えていないって、向いていないと思う。

総評としては下の上。

 

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