アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『いわかける! - Sport Climbing Girls -』

全12話視聴完了。
スポーツクライミングを部活でする女子高生たちの物語り。スポーツ物。
主人公はパズルゲーム全国一位でバレエ経験者の笠原好。高校進学を期に出会ったスポーツクライミング。岩のパズルを解くこと、登ることに夢中になり、才能が開花する。そして、花宮女子高校クライミング部の仲間と共に頂点を目指す。
全体的にキャラクターの性格が悪くて、見ていてすっきりはしない。そんな悪くるくないかなと思っても、自己中か、視野が狭いか。なんだろう。おそらくそんなに競技人口が多いスポーツでないのだから、皆、仲良くしたら良いのにと思ってしまった。試合の真剣さとは別の険悪さで、スポーツクライミングは面白いけれども、人間関係はと辞める人多そう。いや、部活でなくても楽しめる競技だから、それ以外で年齢とかそういう枠なしでやる方が良いよなとか。いや、そんなこと言い出したら物語りは成立しないのだろうけれども。
OPの皆でランニングしているカットが、皆同じ動きをしているのもあれだなと見始めたのだけれども、ストーリーは第一話から不穏だった。主人公が校内のクライミングウォールに興味を持ち、経験者の上原準ちゃんと入部をかけて勝負をすることになるのだけれども、あの流れが全く謎。
ライミングなんて楽しくなかったら何でやっているかわからないと思うのだが。クライミング楽しいとなる好ちゃんに対して準ちゃんの行動は嫉妬だよねとか。準ちゃん、過去にクライミングに興味を持ったクラスメイトに無理に興味あるふりをしなくてよい。とか、楽しいだけじゃないとか。なんか、最終的に楽しかった気持ちを思い出すのだけれども、彼女の真剣さと楽しむこととを混同するの、どうなのだろうかとか。いくら、楽しいという気持ちを思い出しても、彼女の発言や行動は自己中であることにかわらないし、不快感しかなかった。新人潰しの大場久怜亜ちゃんという髪内まきまきピンクの子が出てくるのだけれども、準ちゃんの方がよっぽど新人潰しだよなと。無自覚な分、達が悪い。どの口が久怜亜ちゃんに新人潰しと言えるのかとか。主人公が準ちゃんの無茶ぶりにも、久怜亜ちゃんのプレッシャーかけるのにも負けなかったのって、単に好ちゃんのメンタルが強かったからだよね。
好ちゃんと来栖アンネちゃんの確執は、アンネちゃん歌で挑発したり、印象は宜しくなかったけれど、先に煽ったのは実は好ちゃんだよね。アンネちゃんは実力主義なだけだよね。同じ大会に出ているプロの人に初心者が優勝するとか言うの、何にも考えなさ過ぎだよなと。思ってしまった。
久怜亜ちゃんもだけれども、キャラクターの灰汁が強いわりに、アニメでは生かされていないような気がした。含みのあるウサ耳とか。にゃんにゃん言う子とか。師匠と娘も、漫画ではもっとキーになっていたのかな。主人公、実は周りの環境や発言に左右されない分、影が薄く感じた。それが魅力ではあったし、クライミングの己との戦い感があって良かったのだけれども。
後は、全体的に同じような演出が多く、構成も、どうだったのだろう。主人公のみが岩をゲーム画面と捉えるのとか、もっと活かしようがあったのではないかとか。でもって、最終話の最後の全国大会の優勝シーン。急に好ちゃんの息使いで臨場感は、というのは良かったのだけれども、謎の猫。あれは何だったのだろう。そしてOPが流れ、謎のジャンプ。色々な物を誤魔化されたかのようなもやっと感。もっと何かあったのではないかとか。あれで良いのかとか。ジャンプで閉めるって何時の時代だよ。記念撮影の方がまだましだよ。とか。個人的に、思ってしまった。
総評として、中の下。全話通してもやもやした。

 

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