アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ノルン+ノネット』

全12話視聴完了。

終始、綺麗な世界で世界の終わりと愛について語っているぼんやりとした印象だった。内容やキャラクターよりも、背景の世界の作りこみが個人的に好みだったなと。

「ノルン」と呼ばれる巨大な空を征く飛行船。そこに暮らす10人の「能力者」と呼ばれる少年少女。ずっと一人だった少女こはる。かつて彼女が会った「旅人」さんは「その服が着られるぐらいになったら、迎えは来る」と言った。こはるが17歳になった時、こはるの前に現れた「ノルン」。そして旅人の息子である結賀駆。二人の育む小さな愛と、船の住人たちの抱える其々の過去に思い。11人が揃うと世界をリセットできるという真実と、最後のリセットという意味。駆君の父である旅人の追い求める亡くした人と再び会いたい。永遠をと。そして違った答えを求める駆とこはる。

綺麗だったなと。イケメンパラダイスだったし。綺麗過ぎて、戦争とか人間のあり方とか結構小難しい真面目なこととか語りつつも、良くも悪くも物語りというフィルターを通した作り物の流れていく感じ。ノアの箱舟を現代風に解釈した、クリスマスの教会の劇のようだったなと思う。

総評としては中の中。