アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『100万の命の上に俺は立っている』

総集編からの第2期、13話~24話視聴完了。

sobraniepinks.hatenablog.com2つの平行世界を強制的に行き来させられ、突然命がけのクエストを強いられる高校生たち。前回、異世界がバーチャルではなくリアルで、自分が人を殺してしまったことを知る主人公という大変重たい最後で続くとなっていたが、今回はその人殺しの事実に苦悩しながらも、受け入れ、感情論を排してすべての要素をフラットに、時には冷酷に仲間の命すら駒として扱い、クエストクリアを最優先に。全人類の命を背負っているという自覚と覚悟。
5周目で仲間になった5人目のプレイヤーは、マイルドヤンキー風の陽気で人見知りをしない鳥井啓太。一見単純で短絡的、感情的な彼の行動と言動。主人公、四谷君と真逆で、彼と一緒にいるとザワザワした。そして、絶対にぶつかりそうな2人が予想外に共に行動しているのが不思議で面白かった。正反対だけれども、それを否定しない。悪意がない。決して仲良くしようという風ではないものの、こういう関係性の主要キャラクターたちって他にあまり見たことがないなと、新鮮だった。
5周目のクエストも、勇者が正義とは限らない。自分たちが絶対的に正しいわけではないということを冷静に啓太君にしている四谷君が良かった。
そして6週目のクエストと、6人目の仲間。グレンダ。異世界の存在を知り、SNSによって四谷君たち以外にも異世界に行ったことがある人間がいることを告げる。
主人公、ハーレム展開の要素はあるのだけれども、なんだろう、ヒロインの影が薄いというか、そんなことよりも四谷君は四谷君のことでいっぱいいっぱいというか。そして気が付くとクエストで出会った現地の子に好意を持たれているという。箱崎さんの立ち位置が気になりはするが、まぁ、普通に考えたら、世界を救う救わない、生きる死ぬの時に惚れた腫れたは後回しになるのは自然ではあるよね。今の主流の主人公風ではないのかなとは思うけれども。

段々と明かされる世界の秘密。ドラゴンを復活させようとする集団と、それによって世界が滅ぶことを阻止しようとすることとか。あの股間に星の謎の男もだけれども、謎の麦わら帽子の少女。第2期は第1期ほどの引きはなかったものの、完全攻略に10のクエストと言うゴールが決まっており、それに向けて明かされていく謎。半分を超え、ますます楽しみ。続編もアニメ化してくれると良いな。
総評として中の中。

 

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