アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『異世界ワンターンキル姉さん〜姉同伴の異世界生活はじめました〜』

全12話視聴完了。なろう系。異世界転移。
緩いハーレム物にも関わらず、そこはかとない闇を感じるのは何なのだろう。やっぱり、主人公が現実世界での昏睡状態というのが、この異世界が夢物語なのではと思わせるところからだろうか。弟を溺愛する姉が自殺未遂で昏睡状態になって弟を追ってきたとう所だろうか。もう、現実世界の両親のことを思うと何ともやりきれなさを感じる。そんな状態で異世界を満喫する物語を楽しむとか、なんか、ちょっと難しいなと思ってしまった。何とか言うか、軽薄な物語りにも関わらず、バックグラウンドが重たい。
主人公の弟、軍場朝陽はゲームが大好きで憧れの異世界生活。無条件に自身のチートを信じ冒険者となるも、実は村人並みのステータス。そんな彼のピンチに現れたのは、彼の姉、軍場 真夜。弟大好き、溺愛お姉ちゃん。そしてチートスキルでどんな敵もワンターンでやっつけちゃう最強戦士。二人で様々なクエストを受け生活費を稼ぎつつ、マイホームを手に入れ、異世界でも様々な交友関係を広げ、生活を送る。のだが、基本的に弟君はゲームなどでファンタジーな知識はあるものの、自身の弱さを己の見栄で隠していたり、それでいて基本的に人は良いからか、何故か異様にもてていて、なんだろう、個人的に彼の魅力がわからないだけに理解が追い付かないというか。常に姉に下駄を履かせて貰っているような。そしてそんな彼を溺愛する姉は姉で、弟補正があるのかな、ほうっておけないのかな。可愛いのだろうな。とは思うものの、それはそれで完結しているので、多分、破れ鍋に綴じ蓋な感じ。個人的にそんな印象。
近親相姦なのかな。実は血が繋がっていないのかな。その辺も、この作品の重たさにつながっている気がする。
個人的に、お姉ちゃんと魔族のお姉さんキルマリアの仲良さげなやり取りが平和で和んだ。
総表として中の中。

 

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姉を呼んだか