アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ライアー・ライアー』

全12話視聴完了。
ラノベ原作の頭脳系学園物。ちょっとハーレム要素あり。
似たようなタイトルが多くないかというか、ありそうな名前だよね。金田一蓮十郎の『ライアー×ライアー』かと思って見始めた。
舞台は、学生同士がゲームによってランク付けされ、それが全ての学園都市、というか学園島アカデミー。幼馴染の少女に会うため、その四番区英明学園に転入してきた、主人公の少年、篠原緋呂斗。ルールもよくわからぬまま流されるまま、学園島トップで7つ星、成績優秀で今まで負け知らずの学園創始者彩園寺家の孫である女帝、彩園寺更紗との決闘で偶然に勝利してしまう。そのことによって学園島史上最速で頂点に君臨することになってしまい、転入試験ギリギリで転入してきた篠原緋呂斗は彩園寺家のプライドを守り、己の保身のため、学園長の命により、彩園寺更紗から奪った特殊な赤い星の何でも1つ嘘を吐くことができるという効果によって転入試験で歴代トップを叩きだした異端の天才の7つ星を演じ、君臨し続けなくてわならなくなった。主人公を主人と呼び補佐する美少女メイド、姫路白雪。実は行方不明になった彩園寺更紗の代わりに偽のお嬢様を演じていた朱羽莉奈。白雪率いるカンパニーの電子担当でハッキングの天才、加賀谷亜未らと共に、イカサマを用いて手段を選ばず、ゲームに勝ち続け、本物の7つ星を目指す。
主人公、平凡なで成績も合格ギリギリの落ちこぼれ、本当はヘタレなキャラクターというスタートだったが、人前で堂々と別の強気な人格で嘘を吐けるという段階で、もうそれは特別だよと。そして用意された、というか共にイカサマを考えてそれを使いゲームに勝ち続けるというのも、本当に落ちこぼれだったらできない。という時点で、もう物語の前提が崩れているなと。更によくラノベにある人たらしの素養まであって。それが物語りが面白さにつながるのではあるのだけれども。
作中、様々なオリジナルなゲームが登場するのだけれども、ルールが複雑で説明が多く、つい見流しがちだった。ただ、主人公がピンチからどんでん返しで勝つのは見ていて気持ちが良いねと。
物語りは、語学期交流戦アストラルというイベントで、AR空間上で陣地の取り合い合戦ゲームで決着が付く所で終わるのだけれども、まぁ、取って付けたような、すっかり影の薄い幼馴染にいつか会える日までみたいな終わりで、何も終わってはいなかった。取り合えずきりが良い所で切りましただった。
印象的だったのは、可愛い小悪魔な6つ星3年、秋月乃愛との区内選抜戦で、姫路を人質にしたイカサマをも上等な勝負。校舎内でどの教室にいるか当てるゲームなのだが、実際に教室を歩いて移動するのが頭脳ゲームなのに疲れそうだなと。それと、最後の主人公の粋な計らいで秋月乃愛を英明のエースにするの、強引ながら格好良かった。そりゃもてる。
それと、絵柄。アイライン、睫毛の端にピンク入れるの可愛い。
総評として中の中。

 

youtu.be

#01 王と嘘

#01 王と嘘

  • 中村源太
Amazon