アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『星合の空』

12話視聴完了。中途半端。打ち切りなのか。なんか、全てが途中。残り12話作るのかな。このまま不完全燃焼の完結しない物語のまま放置されるとか、本当に耐えられない。が、ストーリーがしんどくて、観るのも辛い。すっきり終わるのだろうか。彼らは救われるのだろうか。なんか、何もかもが許されざる中途半端さ。

男子中学生の群像劇。舞台は廃部寸前のソフトテニス部。

主人公は、ストーカーでDVで金の無心に来る父親から逃げるために母親と引っ越して来た桂木眞己。彼の幼馴染だった新城柊真はソフトテニス部の部長で、夏の大会で一勝するために、眞己をお金で入部させる。そして、真面目で一直線で、優秀なプレーヤーで母の愛を一心に受ける兄を持つ。副部長の布津凜太朗は養子で養父母の期待に応えようとする一方で、本当の母親の影を追う。曽我翅は父親とサッカーを辞めたことをきっかけに上手くいかなくなり、試合前に揉み合って階段から落ちて手首を骨折する。竹ノ内晋吾は異母兄妹の杏ちゃんと仲良しだが、義母は娘ばかり可愛がって二人が仲良くすることに難色を示している。雨野樹は幼少期に母親に虐待されていて背中に火傷の痕があり、姉はソフトテニス女子部の副部長。月ノ瀬直央は過干渉な母親を持ち、そのストレスで虚言癖がある。石上太洋は両親が過保護。マネージャーの飛鳥悠汰はジェンダーで悩んでいて、母親とそのことで確執がある。そして、主人公と同じマンションで絵を描くことが好きなオタク女子的御杖夏南子ちゃん。

皆、これでもかという位に問題をため込んで、色々あるさ。大変だよ。そんな問題を抱え不真面目だった彼らは、眞己君の並外れた運動神経と体力と、アドバイスに次第にソフトテニスに夢中になっていく。

なんだろう。何も解決していないのだけれども、コートの中では自分とソフトテニスしかなく、別の世界なのだなと。試合は各々の抱える問題とは別のところで進行するから、もやもやして観ていたはずなのに、なぜか達成感がある。個人的に、スポーツのこういう所が良くて、苦手だ。

曲、OPもEDも良かった。でも、EDのダンス、良かったけれど、あの問題はいつの間にかクリアになっていて、これは単純に良いなと言って良い状態になったのかな。謎で良かったと言えない。

総評としては中の中。完結したら良い作品だったと言えるのだろうなという気配はあるが、中途半端過ぎて誰にも勧められない。

 

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第1話

第1話

  • 発売日: 2019/10/11
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水槽/髪飾りの天使 [星合盤]

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籠の中の僕らは

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『空挺ドラゴンズ』

全12話視聴完了。

原作が好き過ぎて。あのモノクロの絵の、線の勢いが滅茶苦茶格好良くて。良くできていたアニメだと思う。原作通り、イメージを壊すことなく、壮大な空のファンタジー。だからこそ、3Dアニメーションで汚しのないというのが、あの漫画の良い所が薄れてしまったというか。映像だからこそできる迫力であるだとか、そういったものを期待していたのだけれども、感想としては、絵が動いていたな。最終話の竜の巣でカラーであの龍の姿は気持ち悪いけれども、それで終わってしまった。流石に、見せ場ではちょっとうるっとはしたけれども、それは原作が良かったからに尽きる。

ストーリーは、人々に脅威と災害を齎すと同時に、薬や油、食料として価値がある空の覇者、龍が存在する世界。捕龍船を操り、龍を狩りながら空を旅する龍捕りたちの物語り。

捕龍船クィン・ザザ号を舞台とし、主人公はそのクルーたち。まず、中心となるのは普段はぼーっとしているにも関わらず、龍に夢中で、特に食べることに固執するロン毛イケメン、個人的に滅茶苦茶好みのミカさん。そして、好奇心旺盛な新人乗組員の少女タキタ。主に彼女の視点で物語は動く。そして、生真面目冷静な少年ジロー。クールな美人お姉さん、ヴァナベル。まぁ、色々魅力的なキャラが盛り沢山。特にコックのちょび髭ヨシさんの、淡々と龍料理を作り、ミカさんの摘まみ喰いを咎め、皆の胃袋を掴む姿が良かった。

リアルな龍の料理が魅力的。実在しない料理だからこそ、いや、実在する量をを元に実在しない食材を使った料理だからか、食べられないものの方が想像を刺激して心惹かれるよね。物語の中枢に龍を喰うというのがあることが、ファンタジーとしてもグルメ物としても新鮮で面白かった。

総評としては中の中。音楽良かった。あと、やっぱり漫画が凄く良いよ。面白い。

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『異世界かるてっと2』

全12話視聴完了。『異世界かるてっと』待望の第2期。安定の省エネキャラ萌えリミックス。

sobraniepinks.hatenablog.com

特に感想は前回から変わることもなく。ターニャ大好き。可愛い。良い。アインズ様との掛け合い最高だぜ。そこに全振り。でもって『盾の勇者の成り上がりhttps://sobraniepinks.hatenablog.com/entry/2019/07/04/020644』が追加投入でカルテットでなくなるのではないかと危惧していたことだが、あくまでサブ的な添え物で、でも、さすが物語の主人公。存在感はあるぜという。程よい新要素も良かった。そしてうっかり『慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜https://sobraniepinks.hatenablog.com/entry/2020/01/14/203000』がゲスト出演したの、見逃した。キャラ数が多くて、よっとよくわからなくなってしまった。

前回が体育祭エンドで、今回は文化祭。デストロイアとの闘い。微妙に物語の本質に触れているようでやんわりそらされたかのような。そのぬるさが魅力なのだろうけれども。取り合えず続編を楽しみ。

総評として中の中。

 

『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』

全12話視聴完了。

異世界転生風だが、『ソードアート・オンライン』的な、単にゲームをしているだけなのだが、リアルとゲーム世界が同じく描かれている系のアニメ。

主人公のメイプルちゃんはゲーム初心者で空気が読めない不思議ちゃんな子という立ち位置で、ゲームの穴をついて、暗黙の了解とか何となくあるマナーとか、そういったものを全て気付かない知らないからスルーして、偶然と反則ギリギリのチート技でゲームを攻略していく。

個人的に、このゲーム面白くなさそう。主人公に好感も持てないし。というか、主人公ちゃん、後半の方だろゲーム廃人になっているのじゃないかと不安。だって時間が物を言うであろうオンラインゲームで、なんか、ずっとゲームしていたよ。そりゃ、メイプルにゲームを勧めた友人サリーの母親もゲーム禁止にしちゃうよ。第2話だったっけ、ゲームとリアルを混同していたし。心配。

総評として中の下。

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『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』

全12話+総集編1話視聴完了。

ソードアート・オンライン』のスピンオフ。ウィキを見たら、2012年が最初の放送だったので、感想がないことに気付き、嗚呼、そんな前だったっけ。

ストーリーは、『ソードアート・オンライン』に登場する銃と鋼鉄の世界の「ガンゲイル・オンライン」というゲームを舞台とし、現実世界とゲーム内の世界を同じ世界として描かれている。主人公は背が高いことをコンプレックスに思う女子大生、小比類巻香蓮こと、レンちゃん。ゲーム内では小さくて可愛くなりたいと、全身ピンクの幼女のアバター。コツコツ地道にレベル上げから、対人戦にのめり込みピンクの悪魔という二つ名を手に入れる。そして、ベテランのお姉さんプレイヤー、ピトフーイと知り合う。サディスティックでミステリアスな彼女と意気投合し、彼女の意向で「スクワット・ジャム」という大会に初めて出会う大男エムと共に参加することとなる。そして初参加にも関わらず優勝したレンちゃん。で、前半。後半はエムさんがリアルで接触してきて、次の大会でピトさんと倒さないと人が死ぬとかなんちゃらかんちゃらで、友人のフカ次郎と共に大会に挑んだり。でもって、憧れのアーティスト神崎エルザの存在とか。

まぁ、後半は色々突っ込み所満載だった。が、戦闘シーンに良い音楽が付くと、もう最高に格好良くなるよね。画面から目が離せない。ゲームとリアルのバランスも面白い。絵も可愛い。個人的に総集編の作り以外はとても良かった。微妙に作中回想という形で解説されるの苦手。

総評として中の上。『ソードアート・オンライン』を知らなくても充分楽しめる内容ではないかなと思う。

 

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『へやキャン△』

全12話視聴完了。

ゆるキャン△(『ゆるキャン△』 - アニメ視聴否忘失録)』の番外編。ショートアニメ。野外活動サークルのメンバーが山梨県内の各地を巡る。各地の名物を味わい尽くして繰り広げる女子高生の珍道中。観光案内。もう、山梨に行きたくなる。キャンプはちょっと敷居が高いけれども、山梨旅行なら行けるよね。今、こんな情勢で旅行自粛しなきゃだけれども、落ち着いたら行きたい。

総評として中の中。短いので何度でも見返せる。

 

ツナ缶のなぞ

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へやキャン△ [Blu-ray]

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ふじさんとカレーめん

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『ハッピーシュガーライフ』

全12th Life視聴完了。

可愛い絵柄でサイコホラー。グロ。タイトルと絵柄とできらら系かと油断して視聴開始したのでびっくりしたよ。でも絵と内容にギャップあるのってつい見ちゃう。アンバランスさが癖になるというか。

真実の愛を求めて奔走する美少女JKと天使のロリッ子。世界は欲望に溢れ、二人の住むお城を侵そうとしてくる。拙い二人が守ろうとするハッピーシュガーライフ。大人が醜く描かれているのは、幼さこそが純真無垢の美しき存在で、成長するにつれてそれが汚れていくからなのだろうか。そしてロリっ子に少女性がと思って見ていたら、ロリっ子が一番大人だったという。だが、ロリっ子に人格を求めなかったのは、視聴している自分だけでなく、主人公のJKもだったという。なんだろう。ロリっ子に求められていたのはバブみだった。

ストーリーは、誰も愛したことのないピンク髪の賢い美少女女子高生、松坂さとう。さとちゃん。ある日出会った幼い少女、神戸しお。しおちゃん。それにより本当の愛を知ったさとちゃんは、愛のためなら監禁も殺人も辞さない、愛を偽らなければ何をしてもいい。二人きりの生活を守るためアルバイトに励む。さとちゃんに付きまとう変態教師。さとちゃんとバイトで知り合い、美人店長さんに色々されて大人女子無理。ロリっ子はあはあになった金髪少年、三星太陽。しおちゃんを探す兄の神戸あさひ。さとちゃんと親友と思い込んでいて、踏み込み過ぎて殺されちゃう飛騨しょうこ。さとちゃんの保護者のさとうの叔母はさとちゃんとしおちゃんの住むマンションの305号室に住み、他人の欲を、暴力でも性行為でも、全てを受け入れることを愛と感じ喜ぶ性的趣向の持ち主。そしてさとちゃんは嫌悪感を抱いているが、さとちゃんという人間性を形成した人物で、嫌悪感を抱かれていて、協力者になる。盛大なネタバレると、最終的に色々事件を侵したマンションを証拠隠滅として火を点けてさとちゃんとしおちゃんは逃避行を図るも、結局は屋上からの心中。でもって、愛を知ったさとちゃんは身を挺してしおちゃんを助けて。ハッピーエンドはないと思っていたが、やはりハッピーエンドを願ってしまっていたので、ちょっと泣いた。いや、二人の心中ではある程度納得できた愛のラストでハッピーエンドだったのかもしれないが、個人的には生きて欲しかったよなと。

 愛を探す物語って良いよね。愛って主観でしか答えが出ない物だから、一見すると視野が狭い物になりがちなものを様々な形で描いていくのって面白いよね。入り込めたら一気に惹き込まれるし。その危うさは物語として魅力的。

総評として中の上。

 

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1st Life 砂糖少女は愛を食む

1st Life 砂糖少女は愛を食む

  • メディア: Prime Video
 
ハッピーシュガーライフ(1) (ガンガンコミックスJOKER)