アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』

全12話視聴完了。
異世界転生。引退を考える一流の暗殺者が、組織に裏切られ、死を迎えた先にあったのは、女神による勇者暗殺の依頼と異世界転生。暗殺貴族の長男ルーグとして転生した彼は、新たな人生で勇者暗殺の目的を果たすため、己の知識と経験に一族に伝わる秘術を魔法が加わり、最高の暗殺者へと成長していく。
ハードボイルド風、格好良く作りたい雰囲気はわかるのだが、作画コストが低いので空回り気味だった。やけに思わせぶりな描写がく、主にエロスとグロ。構成的には丁寧に描いていても、全て台無しにする、絵の荒れ具合。回が進むごとにこれは作画崩壊なのでわと。特によく登場する主人公の寝室が、装飾品が少ないだけに、サイズ比率がよく変ったり、馬車とか、もうよくわからないなと。それでも背景と人物のバランスだけならまだ見られたのだが、第10話でのデートシーン。ヒロインのディアの等身が見ていられなった。まぁ、見たのだけれども、
所謂、無自覚主人公ハーレム物。気付かないというよりも、関心がないというか。確かに、賢くてクールで魅力的ではあるが、それを上回るハーレムっぷりに、そこまでかとちょっと違和感。可愛い女の子の命や悲惨な運命から救って、王子様というより教祖様的要素が強くはあるのだけれども、漫画だと流せていた描写もアニメだとひっかかる。
主人公の寝室が、もう、出入り自由でプライバシーがなくて驚く。行き倒れていた所を助けられ、助手兼メイドとなったタルトちゃんに、悪徳人身売買に巻き込まれていた所を救われたマーハちゃんに沿い寝られて、初の朝立ちまで見届けられて、母親にまで当然報告されて、もう、それでも動じない主人公をどう受け止めてよいのかわからなくなるよね。
そして、いつも異世界物に突っ込みがちな服装。お母さんからあんなおっぱいでーんなドレスだと、タルトちゃんの胸部を強調したデザインのお洋服も、嗚呼、こういう流行なのかなと思える。そして毎朝起こしに来るタルトちゃんは「お着替えお手伝いします」と言いつつ、何もしていない疑惑とか。細かいこと、乳液の瓶のデザインがどピンクだなとか、そんなことばかりが気になって仕方がなかった。
物語は、勇者と共に同じ学園に入学するところで終わり、物語はまだまだこれからなのだが、第2期放送するのかな。先にコミカライズを読んではいるものの、アニメはアニメで楽しみ。
最後に、女神が色々な人を異世界に導入するの、おまけ感がちょっと好き。
総評として中の中。

 

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