アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『マッシュル-MASHLE-』

全12話視聴完了。
週刊少年ジャンプ漫画原作の異世界ファンタジー。筋肉×魔法なのだが、筋肉と言うか筋肉と言う皮をかぶったチートの取り合えずの腕力押し。
舞台は、当たり前に魔法が存在する世界。ハリポタ的な。そこは魔法の能力が全てで、魔法が使えない者は迫害され、更に魔法を使えない者を庇っただけでまともな社会生活が送れないほど差別されていた。
主人公は森の奥で養父レグロによって密かに育てられた少年、マッシュル。彼は魔法を使えない代わりに日々、筋トレに励んでいた。ある日、街にシュークリームを買いに出たマッシュルは魔法の使えない己の存在を魔法警察に知られてしまう。しかし、マッシュルは魔法警察官であるブラッド・コールマンとの取引で、自分たちを見逃す代わりに名門魔法学校イーストン校に入学し、優秀生徒の称号「神覚者」を目指すこととなる。
超人的に鍛えられた己の肉体によって、魔法が全てのエリートの集う学校で魔法が使えないことを問題ともせず、入学試験をクリアしただけでなく、更に箒を使って戦うスポーツ「ドゥエロ」の試合にアドラ寮代表として出場し圧倒的腕力で勝利したり、それによって他寮に目を付けられたり。
クールでマイペースなちょっと不思議ちゃんな主人公のはちゃめちゃな学園コメディ。同級生と仲良くなったり、神覚者候補となるためにコインを集めたり、レアン寮の七魔牙と戦うこととなったり。裏で何か壮大な悪の組織的なのが動いていたりとか。
第2期決定してはいるが、完全に物語りの途中で最終回を迎えて、滅茶苦茶引いた終わりだった。流石ジャンプなと思わずにはいられない。
全体的に単純な「魔法を使えない者」対「魔法の力によって序列が決まる世界」という構図があったのでわかりやすかった。そして、主人公が淡々としているのも見易かった。さらっと流すのに最適。
主人公の圧倒的力は、努力とか筋トレの成果なのかなと思わせておいて、実は所謂チートで、最後、人形使いアベルとの戦闘で、これはもう腕力と言うより、魔法とそんなに変わらない特殊能力なのわと思ってしまった。そして相手も疑うことなく魔法を前提に戦うので、マッシュル程強くなくても、ある程度、腕力があったら勝てそうな相手もいるのでわと思うこともなくはなかったなというのはちょっと面白かった。
主人公の好物であるシュークリームがキーになることが多く、そんな所からと至る所でシュークリームが登場するのだが、全く美味しそうでないというか、食べ物感がなかった。にも関わらず、EDは「シュークリーム・ファンク」というシュークリームがやたらと頭に残るので、最早、概念だった。
総表として中の中。

 

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