アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『聖者無双 サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道』

全12話視聴完了。なろう系、元サラリーマンの異世界転生。無双はあまりしていない。無条件チートではなく、努力ありきの幸運が重なってのチートとう感じ。
ストーリーは、出世目前のサラリーマン、ある日、突然事件に巻き込まれ胸を打たれて死んでしまう。そして何故か神によって異世界に15歳の治癒師ルシエルとして転生させられていた。簡単に命を落とす剣と魔法の冒険ファンタジーな世界。治癒師たちはその能力に寄って暴利を得ていた。そこでルシエルは平和な生活と良心的な治癒師を目指し、治癒師ギルドに所属しながら、己の護身のために冒険者ギルドの門を叩き、鍛錬の日々が始まる。更に治癒士ギルド本部へ出向することになったり。そこで地下迷宮でゾンビを倒すこととなり、50階層の奥にいた聖竜に出会い、その報告をし、治癒師のガイドラインを作ると宣言する所で最終回を迎えるのだけれども、まだまだ物語は続くので中途半端な所で終わる。
コミカライズを読んでいたのだけれども、主人公、髪を切るまでは好きだった。何と言うか、個人的にあの見た目があって許せる性格だったのだよね。なので転生前のサラリーマンのスーツに黒い顔の姿だと、なにこの中途半端に調子に乗ったいけすかない奴という印象。そして異世界でも、転生によって急に若返ったことによるちぐはぐさも、子供に大人がというほどの差違もなく、絵柄の問題で年齢がわかりにくいだけに余計に微妙な違和感として残る。更にぐいぐい行く積極的な性格なのかなと思うも、変に下手に出たり、常に感情よりも理性を優先し、自分の利益を追っているにも関わらず、急に自分の救えなかった命に思いを馳せたり、他人を救おうとしたり。他者の視線を強く意識しているにも関わらず、心の声が駄々洩れで挙動不審。結果として掴み所のないよく矛盾した行動を取る性格なのかなと。皆に好かれているのは、多分、悪意がなくてただ努力する子は皆嫌いじゃないからなのか。
漫画だと気にならなかったところも、アニメだと気になることが多かった。女子キャラがモブぽいなとか。特にコメディの部分は特に気になった。ストーリーや設定が面白いだけに、漫画でもそれがいるかなと思っていた部分がアニメだと更に強調されて、所謂イケメンでも通用しそうな主人公のビジュアルが無理している感がしてきつかった。なんというか、普通に読める美少女漫画に毎週ノルマとばかりに吹く風とパンチラみたいな強引さ。幸運先生も物体Xも、通り名も、何一つ笑えない。面白い必要はなくて、単にシリアスを緩和させるためなのかな。
総評として中の中。

 

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