アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『実は俺、最強でした?』

全12話視聴完了。なろう系チート異世界転生。
ストーリーは、苛めが原因で引きこもりニートだった主人公は異世界転生でチート能力で王族に赤子から転生をし、悠々自適な引きこもりライフが送れるかと思ったが、魔力能力値が2桁までしか表示されない故に、そのチート能力が周囲には伝わらず、森に捨てられることとなった。そして目の前に現れたフレイムフェンリル。彼女を結界魔法により倒し、不自然に喋る赤子は魔王の生まれ変わりと誤解され、フェンリルをフレイを名付け従者とした。そして捨てられた赤子を救うため探しに来た辺境伯ゴルド・ゼンフィスによって、養子となり、ゼンフィス家の長男ハルト・ゼンフィスとして何不自由ない生活を送ることとなった。可愛い妹シャルに、愛情深い両親。己の能力を使うことなく、今度こそ悠々自適の引きこもりライフを送れるかと思ったが、そこは剣と魔法の争いの絶えない世界。そこでハルトはそれを知らぬ振りもできず、更には襲われたシャルロッテを助けたことをきっかけにハルトが強大な力を持っていることを知られることとなり、更には正義の味方だと誤解されてしまい、その夢を壊さないために日々奮闘することとなる。また、自分の本当の兄弟である王族のライアス、マリアンヌと知り合い親交を深めることとなったり、王都にある学園に通うわなければならなくなったりと。妹のために黒い衣装で悪党を倒している中、国王派と貴族派、裏生徒会の暗躍や、王妃の陰謀が渦巻いていたりと。段々と遠のいて行くハルトの望む平穏な引きこもりライフ。
そして、終わらない物語り。最近、本当に中途半端に最終回を迎えるアニメが多くて、もうちょっとどうにかならないかなと思わずにはいられない。原作が続いているから仕方ないのかもしれないけれども。
印象的だったのは、第5話で、実はママの能力の高さを引き継いでいる感あるなと。そして予想外にママ自ら戦ったこと。近くに誰もいないのは置いておいても、そんな最強と言っても女王様なのに。そして第1話の母乳の印象が強かったので、ママ、授乳しやすそうなドレスだねと。もうそんな小さな子供もいないだろうにと思ってしまった。竜のお姉ちゃんの専用メイド服も授乳しやすそうではあったけれども。
ハルト君、後半、学校に通うようになるのだけれど、学校嫌いまではわかるのだが、学校がパリピ空間という思考は謎だった。生徒全員がパリピではなかろうよ。でもって、彼は内弁慶なのか。何処までが考えている所で、何処からが言葉になっているのか、わかりにくかったので、ハルト君のキャラクター像が曖昧に感じられた。どういう人間かというよりも、どういう行動をする人間なのかといういう部分で。あと、だらだらしたとか、己の実力を隠したいというわりに、何も考えておらず、能力が高い設定なのかもしれないが行動がザルで賢そうには到底見えないという。ついでに言うならば、背景設定もすかすかでモブが省略されがちなので、世界観もわかりにくい。全体的に何もかもが薄かった。更にはパソコンで配信アニメが見られると言うのは、流石に行き過ぎたご都合主義なのではなかろうかと。ネットは何処に繋がっているのだろう。確かに、今の世の中に慣らされていたらネットがないのは不便で退屈かもしれないけれど、そこまではと、若干、引いてしまった。そして妹ちゃんはアニメにはまるよね。アニメ面白いものね。それは仕方ないね。
今回、学園編の導入で終わったような印象だったので、第2期あるのかな。なんだか本当に途中で放り投げられた最後だったので、何もすっきりせずに終わってしまった。
総評としては中の下。

 

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