アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『レベル1だけどユニークスキルで最強です』

全12話視聴終了。
なろう系。異世界転生、転移なのかな。流され系主人公の成り行きハーレム、嫁あり的な。努力とチートの合わせ技とご都合主義強め。
社畜系平凡主人公の佐藤亮太は気が付くとダンジョンの中にいた。そのダンジョンはモンスターを倒すと食料がドロップされる不思議な世界。この世界の全てはそうやって賄われていた。そこで知り合った冒険者の少女エミリー。彼女の助けによって自分のステータスが最弱てあることを知る。しかし、ドロップスキルがSであったことが判明。そして単身ダンジョンでモンスターを狩りまくって、その後、唐突に「いつかアパートを借りるのが夢なんです」というエミリーに部屋を借りて、もやしスープのお礼から、ずっとスープを作ると、曖昧なプロポーズから始まる同棲生活。エミリーと共にダンジョン攻略で生計を立てていく。そして新ダンジョンで己のレベルがあげられることも判明し、主人公のドロップさせる作物が特級品であることも判明したり、人参大好きノラなバニーガール姿の冒険者イヴに懐かれたり、調査を依頼された新ダンジョンのゴミ捨て場で社畜のように働く美人火炎魔法使いセレストと知り合い、嘗ての己と重ね、その労働環境を改善させることによって共に行くことになったり、ダンジョン生まれでモンスターの位置がわかり、会話ができる少女アリスも加わり、最初はボロアパートだった生活も、大きな家にお引越しし、いつの間にか美少女たちとの共同生活し、名の知れたパーティーかな、ファミリーかな、になっていた。このままこの生活が続いたら良いなと。最終的に安定した収入にホワイトな労働環境を目指そうと、そんな感じだった。
最初、スライムを倒してもやしをドロップさせるのだが、第1話の食事シーン。佐藤さんとエミリーが心を通わす掴みの場面のはずなのだけれども、もやしが単なる先の細くなった何かで、その絵が多分このアニメなのだろうなというまま最終話まで行ってしまった。
なんというか、微妙に違和感が残る作品だった。第1話でエミリーと知り合った直後に食事をご馳走になりつつ、エミリーの優しい言葉で、社畜生活で病んでいた主人公は彼女の胸の中で大号泣とか。急に家をプレゼントとか。若干怖くないかと。そして次々に増える女の子立ちを寛容に受け入れるエミリーも。穏やかかな物語りでそこに何の含みもなかったにも関わらず、何とも言えない後味があったなと。
総評として中の下。

 

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