アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『とあるおっさんのVRMMO活動記』

全12話視聴完了。
VRMMO、つまり仮想現実大規模多人数同時参加型オンラインゲーム世界と現実世界の二重生活で、ゲーム内でのチートとハーレム。
真面目な人間はゲーム内でも真面目で、何故ゲームの中でも労働しているのか謎過ぎる。これは働くことが好きだからなのだろうか。確かに自分も『バイトヘル』に夢中になっていたり、『マイクラ』で永遠と無心で整地や農作物を蓄えたりしていた時期もあるけれど、それでも労働したくないと言いつつ、主人子は仕事から帰ったそう長くない趣味の時間でバイトみたいなことをしているのはちょっと理解できなかった。巻き込まれつつも、もうまんざらではないのかもしれないけれど。
この物語のキーポイントは、主人公である会社員の中年男性、田中大地。ゲーム内では自由な姿形、そして新たなアースという名前でプレイ。王道ではない独自のプレイスタイルで不遇スキルをあえて選んで、マイペースに料理や物作りなどをしつつ、ゲームを楽しんでいたら、それが結果として良い方向に進みチート的な状態で悪目立ちしてしまった上に、モテモテと。
残念だったのは、タイトルに「とあるおっさんの」とあるにも関わらず、おっさんらしさもなければ、冴えているのかどうかすらもうわからない。現実世界での描写がないので、もう見えている部分はゲーム内だけなので、これをVRMMOにする意味はあったのかと。ただ一つ、主人公に優れた点があるとしたら、それは確実に、現実の日常生活に支障が出ないように理性的なプレイ時間で最大限ゲームを楽しんでいると言う点だろうか。うっかりゲームのやり過ぎで寝不足で仕事に支障をきたしたりしていなさそうって、これってなかなかできないことだよね。とても凄いなと思う。
よくあるようなストーリーとキャラクターですぐ忘れそうとも思ったのだけれども、逆に特筆することなないシンプルなのでわかりやすい分、案外こういう方が記憶に残るのかもしれない。
総評として中の中。

 

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