アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』

全12話視聴終了。
なろう系。悪役令嬢物の亜種。純愛コメディ。
コミカライズを先に読んでいたので、余計に、主人公の声が合っているのかわからず、銀さんのイメージが強いのもあるけれど、それ以上に見た目の若さに比べて声がおっさんというか、渋いと言うか。最後まで慣れなかった。
ストーリーは、森の奥で暮らす魔王と恐れられ、人嫌いでお人好しな天才魔法使いアレン。ある日、彼は森の奥で倒れている令嬢、シャーロットを見付け、屋敷に連れて帰る。シャーロットはにーるず王国第二皇子の婚約者であったが、家族に虐げられており、その上、冤罪をかけられ、一方的に婚約を白紙にされた上に追放されていた。今まで厳しい生活を送り、自己肯定感が低く、自らも規則正しい生活と優しい性格のシャーロットに同情をしたアレンは、彼女をメイドとして同居することを提案する。そしてアレンは何をしかいのかもわからないシャーロットに、今まで考えもしなかったこの世の快楽「イケナイこと」を教え込んで幸せにすると誓う。
思わせ振りにイケナイことと言いつつ、至って健全なイケナイこと。お夕飯にケーキにお菓子に食べ放題に始まり、何がイケナイかわからないけれど怒りを解放させるためにサンドバックを殴る。お洒落をする。散財をする。イケナイことそんなないよ。ちょっと前にツイッターでイケナイことを教える叔父と姪の漫画あったよな。あっちの方がイケナイこと感あったなと。それと、ごはんの代わりにお菓子を食べるは、大人になるとそんなに食べられない。そして大人になってごはんもお菓子も食べると太るなと、ああいうのはできる時にやっておくべきだよ少し悲しくなった。
アレンのチート感は格好良い部類に入るのだろうけれども、登場シーンのシャーロットを助ける姿とか、圧倒的力とか。人嫌いと言いつつ、もうシャーロットを家に置く時の気遣いとか、全く人嫌いな風はなかったなと。お人好し過ぎて人嫌いなのかも。そして、残念イケメン感。これは声の影響も増したなと思う。パパ活風に見えて仕方がなかった。そして冒頭はシャーロットも床の木目を数える残念ヒロイン。これ、アレンとシャーロットが出会うことに寄って互いの心の傷が癒えていく物語りだったのかもしれない。
猫耳配達員のミアハが個人的に可愛くて、丁度良い突っ込み具合が良かったな。最初の物入りでしょうしの突飛で的を得たの良かったなと。他にもアレンの義妹のエルーカやシャーロットの妹のナタリアに、きゃいきゃいしている女の子集団が可愛かった。
シャーロット、最初に住み込みメイド条件の三食昼寝部屋におやつ付きは良いなと、こういう条件を見る度に素敵と思ってしまう。
明らかな両想いなのに初々しい付かず離れずは、個人的にまどろっこしくて楽しめない。でもハッピーエンドは良いな。最終回でシャーロットが「朝が来るのが楽しみなんです」と言うのはちょっと感動しちゃった。もう、朝が楽しみな感覚とか、最高に幸せになれたよと。アレンとどうのこうのとかどうでもよくで、シャーロットがそんなこと言えるようになったのは本当に良かった。
総評としては中の中。

 

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