アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『異世界食堂2』

全12話、全24メニュー、視聴完了。待望の『異世界食堂』第2期。

sobraniepinks.hatenablog.com7日に1度土曜の日になると異世界のあらゆる場所に現れる、猫の描かれた扉。その先にあるのは何の変哲もない食堂だった。
毎週楽しみに観ていたのだけれども、美味しそうとも思うのだけれども、夢中にはなっていたのだけれども、どこか何処か食品サンプルを見ているかのような感覚があった。おそらく、ただ綺麗な食べ物の絵だったのだと思う。各キャラクターの詳細な食レポも含め。何と言うか、細部への作り込みの甘さをやはり感じるものの、粗があると言うほどでもなく。ただ、メニューチョイスが深夜に絶妙で、本当に次回予告を見る度に、次はこれかと、もうそこから期待で一杯になっていたというか。最後にロースカツとビュッフェとか最高だなとか。スコッチエッグとかいつぶりに食べていないだろう。ライスバーガーってそんなものまであるのか。キッシュ、作るのは意外と簡単なのだけれども、なんだか作っていないな。久々に食べたいなとか。多分、ねこやは中華料理屋の並みにメニュー数多そう。壁に短冊がいっぱいに貼られて、更に店主のお勧め、今日のお勧め、というホワイトボードがあるタイプのお店。店主がなんでも作れて、これはファミレス以上じゃないか。1人で凄過ぎるよ。
第2期は前作で登場した人物から人間関係ができあがり、ねこや食堂がただ食を提供するという場ではなく、食を通じて繋がる場として変化していったのだろうなと。だからといって、常連が固まった閉鎖的な場所ではなく、店と客に一定距離があるので、居心地が良さそうだなと。今期、最後は砂の国の王子と帝国の皇女殿下が結婚し、その二次会を店で行われるのだけれども、なんだか幸せいっぱいで良いなと。その前のプロポーズ回で、砂の国と帝国の同盟が戦争の火種になるのではと気を揉みつつ、それが恋故にとすんなり受け入れる他国の宰相も良かった。あの国や種族の微妙な関係性があるであろう異世界の世界観にある異世界食堂ねこやは、もう、中立の場とかそんなこと関係なく、美味しい食べ物の前では皆平等とそれだけなのだろうな。
最後まで店長が裏方なのも良いね。お菓子を卸している業者さんと厨房で話しているのも良かった。最終回でさらりと洋食のねこやの秘密が描かれつつ。まさか異世界から日本への転移者と店主の祖父が出会ったことがきっかけで生まれた食堂とか。
OPの「ぱくっぱくぱく。おいしいね」というフレーズが映像も頭から離れない。アレッタさんがキラキラしていて凄く可愛い。観ているとなんだかとても幸せな気持ちになった。
総評として上の下。リアタイと録画で毎週2回ずつ観た作品だった。

 

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