アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜』

全12話視聴完了。
学校ごとの強制異世界転移。デブで不細工ないじめられっ子主人公である柊誠一はそんな異世界でも健在なスクールカーストにより、単身、森の中を彷徨うこととなる。そして空腹で死にかけた時、偶然に見つけた進化の実。それを口にすることによって、突如、イケメンチート体質に。そして目の前に現れた好意を寄せる雌ゴリラのサリア。サリアの献身的愛情に、種族を超えた愛が芽生え、人化した奇跡。
人間の住む街で冒険者となった二人の無双。主に、主人公のハーレム。災厄のアルトリアと呼ばれる冒険者。食いしん坊のロバで共に王都カップに出場し優勝し、色々あって人化したルルネ。ウィンブルグ王国の騎士団でその強さ故に孤独であったバルゼ。黒猫獣人で強制暗殺者にさせられ、誠一が王と知らずに懇意にしていたウィンブルク王を暗殺しようとしたカルメリア。次から次に現れる誠一ラブなヒロインたちに「強い雄に雌が群がるのは当然の摂理」とナチュラルに動じないサリアが恰好良かった。一夫多妻の第一夫人があんな感じだと、清々しくて、同じハーレムでも断然印象が良くなるね。
タイトル通り、知らないうちに勝ち組人生って、主人公自体はただ流されるままに必死で、勝ち負けって考えていない風なのが尚更勝ち組人生なのだろうなと思った。
個人的に最初に痩せてて、イケメン化するのだけれども、最初の顔の方が愛嬌があって可愛かったので、そんな変化しないでもと残念だった。最初の容姿でいじめられっ子でも卑屈であったりとか後ろ向きであったりなどという風がなく、多分、元々、性格がイケメンなのだろうなと。そして顔がイケメン化することによって、何処かで見たことのある風になって他の作品のキャラと埋もれた気がする。
物語は、おそらくこれから誠一が他の学校生徒たちと講師として招かれた魔法学校で再開し、何だかんだあるのだろうなというところで終わり、これからが面白いのだろうなという気がしてならない。
総評としては中の中。

 

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『吸血鬼すぐ死ぬ』

全12話視聴完了。
男二人ワンルーム暮らしに、勝手に行間と期待を込めがち。身近に熱狂的布教者がいる状況での視聴。結果として『ワンパンマン『ワンパンマン』 - アニメ視聴否忘失録』以来に胸キュンしてしまった。
細部の作り込みが凄かったなと。特に手の形でキャラクターがぱっとわかるアニメってあまりないよなとか。

それに1話で3本のコメディって軽く見易いのに満足感があった。

ストーリーは、不死身の吸血鬼が住む城から帰らぬ子供を救出するため、有名吸血鬼退治人ロナルドが乗り込む。そこで待ち受けていたのは、真祖にして無敵と恐れられていたものの、その真相はすぐに死んで塵と化す至上最弱ザコ吸血鬼のドラルク。子供は結局遊んでいただけだったのだが、うっかり城が破壊されてしまい、住居を失ったドラルクアルマジロのじょんと共に、横浜にあるロナルドの事務所で同居することとなった。そしてロナルドとドラルクはコンビを組んで、様々な変態吸血鬼や吸血鬼ハンターたちと繰り広げる、平和と秩序を守る、ハイテンション吸血鬼即死ギャグ。
粗雑な物言いをするロナルドが、自分をライバル視する半田桃に、彼の母親がロナルドの熱狂的ファンであることをさらりと秘密にしていたりと、自然にする気遣いというか優しが良かった。
ラルク家のパーティで、ドラルクが家族に愛されている感じも、なんだか可愛くて。そんな二人が段々と距離が縮まっていくの良いよね。
さらりと最低下ネタも、嫌いじゃない。
後は、個人的にアルマジロのジョン。アルマジロって実は食べるととても美味しいという印象で、いつか食べてみたいお肉第1位とおもっていたのだが、こうやってキャラクター化されると、滅茶滅茶可愛いなと。そして大判焼きが食べたい。
公式供給は終わってしまったが、第二期決定と、私にはまだ原作漫画が残っている。そして薄い本も。
総評として上の下。

 

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『見える子ちゃん』

全12話視聴完了。
街中などで普通の人に紛れて生きていない者が紛れているらしく、最近はそれを見分ける手段としてマスクのありなしだという。生きていない者は時勢に対応できないので、ほぼノーマスクらしいと、小耳に挟んだことを思い出した。
ストーリーは、見えるはずのない、見てはならないものが見えるようになってしまった女子高生、四谷みく。彼女の対応はそれらを徹底的にスルー。無視。ないものとする。常に試される己のスルースキル、精神の限界。

親友の天真爛漫食欲旺盛生命、オーラが強く霊を引き寄せやすい体質であるハナちゃん。ゴッドマザーの一番弟子を自称する霊能者を目指す微妙に見えるユリアちゃん。学園ホラーコメディになるのかな。
ストレスなくさらりと観られる作品だったなと。JKの日常と、見えないはずのものの絵の怖さの対比が良かった。原作は絵が怖くて2巻位までしか読んでいなかったのだけれども、アニメは自動で流れていくから多少怖くても大丈夫になるものだなと。
最後、怪しさ全開の先生の登場と、先生に憑く過去の母親との色々を解決して、きちんと向き合おうを決意し、ちょっと良い話し風に終わるのだけれども、まだこれから神社関連のあの謎の可愛い2組とか、ストーリーが動き出しそうなので、続きが気になる。
常にいつ現れるかわかならい恐怖というストレスに晒されているみくちゃん。可哀想過ぎる。あの限界ギリギリの表情に、こぼれる涙に、それでも何も言わない主人公に、なんだろう。可哀想は可愛いになるのだなと。奇妙な惹かれ方をした。
印象的だったのは、電車で斧で座った乗客の頭に振り下ろす奴。そしてしまむらに寄るというみくに、弟君が、お風呂に乱入した時もだけれど、地味に優しくて可愛い。
後は、ゴットマザーは良いキャラだった。これからまた登場しそうなので楽しみ。第2期できるとよいな。
総評として中の中。

 

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『異世界食堂2』

全12話、全24メニュー、視聴完了。待望の『異世界食堂』第2期。

sobraniepinks.hatenablog.com7日に1度土曜の日になると異世界のあらゆる場所に現れる、猫の描かれた扉。その先にあるのは何の変哲もない食堂だった。
毎週楽しみに観ていたのだけれども、美味しそうとも思うのだけれども、夢中にはなっていたのだけれども、どこか何処か食品サンプルを見ているかのような感覚があった。おそらく、ただ綺麗な食べ物の絵だったのだと思う。各キャラクターの詳細な食レポも含め。何と言うか、細部への作り込みの甘さをやはり感じるものの、粗があると言うほどでもなく。ただ、メニューチョイスが深夜に絶妙で、本当に次回予告を見る度に、次はこれかと、もうそこから期待で一杯になっていたというか。最後にロースカツとビュッフェとか最高だなとか。スコッチエッグとかいつぶりに食べていないだろう。ライスバーガーってそんなものまであるのか。キッシュ、作るのは意外と簡単なのだけれども、なんだか作っていないな。久々に食べたいなとか。多分、ねこやは中華料理屋の並みにメニュー数多そう。壁に短冊がいっぱいに貼られて、更に店主のお勧め、今日のお勧め、というホワイトボードがあるタイプのお店。店主がなんでも作れて、これはファミレス以上じゃないか。1人で凄過ぎるよ。
第2期は前作で登場した人物から人間関係ができあがり、ねこや食堂がただ食を提供するという場ではなく、食を通じて繋がる場として変化していったのだろうなと。だからといって、常連が固まった閉鎖的な場所ではなく、店と客に一定距離があるので、居心地が良さそうだなと。今期、最後は砂の国の王子と帝国の皇女殿下が結婚し、その二次会を店で行われるのだけれども、なんだか幸せいっぱいで良いなと。その前のプロポーズ回で、砂の国と帝国の同盟が戦争の火種になるのではと気を揉みつつ、それが恋故にとすんなり受け入れる他国の宰相も良かった。あの国や種族の微妙な関係性があるであろう異世界の世界観にある異世界食堂ねこやは、もう、中立の場とかそんなこと関係なく、美味しい食べ物の前では皆平等とそれだけなのだろうな。
最後まで店長が裏方なのも良いね。お菓子を卸している業者さんと厨房で話しているのも良かった。最終回でさらりと洋食のねこやの秘密が描かれつつ。まさか異世界から日本への転移者と店主の祖父が出会ったことがきっかけで生まれた食堂とか。
OPの「ぱくっぱくぱく。おいしいね」というフレーズが映像も頭から離れない。アレッタさんがキラキラしていて凄く可愛い。観ているとなんだかとても幸せな気持ちになった。
総評として上の下。リアタイと録画で毎週2回ずつ観た作品だった。

 

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『月が導く異世界道中』

全12夜視聴完了。
異世界転移。チート能力は後天的な物だけでなくて、平凡な振りをして元から素養はあったタイプ。そして異世界で世界を救ったり征服したりとかではなく、どちらかと言うと自分の領地をクリエイトする系。ただ目的が、両親が実は元異世界の住人であり、そのルーツを探りたいのか、世直し旅がしたいのか、自分の領地を豊かにしたいのか、或いはその全部なのか。主人公が流されやすく、進退が成り行きまかせがちに見えるだけに、結局ハーレムという風でもなく、物語の終着点がわからずに、なんだろう、多分、この主人公が俯瞰して物事を見がちだからなのか、多くの人が望むであろう主人公の幸せであるとか充実した人生であるとか、どうしたらそれが達成されるのだろうかと考えてしまった。
ストーリーは、元異世界人である両親が、日本への転移の際に両親が女神と「大切なものを捧げる」という契約がされていたために、異世界に勇者として転移することとなった、平凡な高校生の深澄真。しかし「顔が不細工」であると女神に勇者の称号を剥奪され、最果ての荒野に飛ばされてしまう。その際、三貴神の一柱である月読命から、問題のある女神を超える加護と自由に生きる許可を与えられる。更には元の世界との環境の違いによって得た常識外の魔術や身体的能力。荒野を彷徨い、偶然助けたオークの少女エマを発端に、真の力を認め、従者になることを望んだ上位竜で人化した巴。更に、2番目に契約によって従者になった、あらゆる物を喰らう魔獣で災害の黒蜘蛛である、やはり人化した澪。オークにリザードマンに、亜人たちとの様々な出会い。巴との契約によって出来た亜空にて、彼らと共に平和に暮らすべく村を作る。そして、自身の容姿と強大な魔力、共通言語を知らないため意思疎通のできないことにより、真を恐れる自身の種族を頂点を考える差別主義的ヒューマンと、仮面と魔力を抑えるアイテムを使い、クズノハ商会を作り、商人として交流を図る。
三白眼=ブイサクという漫画アニメの風潮が、飛影はイケメンの部類と思っていた自分には上手く馴染めず。絵で美醜を表現する一つの手法として記号となっているのだろうけれども。そして主人公のあっさりめの顔は好感が持てる。
コミカルな演出の中に、友好的なヒューマンもいつつも、差別主義で利己的ヒューマンの非道な行いを圧倒的力でねじ伏せる爽快感が良かった。
個人的に、異世界の亜空での果物って桃源郷の桃みたいな感じで魅力的だった。それと、なんだかてっきりオークの少女がヒロインで進むのかと思ったら、まぁ、主人公に恋愛的感情に色々あってあまり誰かとどうとのとうことはなさげではあるのだけれども、正妻的立ち位置で良いなと思った。
第二期の放送が楽しみ。
総評として中の上。OPの「ギャンブル」がとても良くて繰り返し見た。そしてsyudouさんというアーティストが歌っている以外も、同じ名義で曲があって、なんだか少し混乱している。コラボとか提供とか。とりあえず同じアーティストの同じ声の曲を聴き続けたい自分としてはよくわからないなと思っている。

 

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『出会って5秒でバトル』

全12話視聴完了。
出会って5秒でバトルは始まらなかった。
ストーリーは、ゲーム脳で全てがゲームを中心に生きる男子高校生の白柳啓くん。ある日、猫耳マジシャン風の格好の謎の少女によって、不条理に突減に戸籍を奪われ実験モニターとして特殊能力を与えられた人々の中で、己の「相手があなたの能力だと思った能力」を使って戦うこととなる。頭脳派能力バトル。
放送冒頭開始からの絵のあれさに、こんな初っ端から背景凄いなと思うのって、逆ならあるけれども、第1話のOPも始まる前からって。ちょっとそれはそれで画面に釘付けになるのだなと。人物と背景の比率とかおかしいとちょっと酔う。描き込みはあるのに、下書きの遠近法が狂っていて、どうしてこうなったと。画面に酔う。あまりにあれがあれ過ぎて、一応、最後まで観てはいたのだけれども、画面は殆ど見られなかった。
そしてそれは背景だけではなく、全体がちょっとづつ低クオリティな物って、集団で作るアニメにおいて可能なのだなと。曲も、キャラクターの発言も、全てがって。寧ろわくわくはしちゃうね。決して低予算風ではないのだけれどね。無駄に動きが多かったり。2000年代に面影のあるキャラクターに、中二病設定に、なんか、もうこういう演出でわざとなんだろうね。きっとね。何かの劣化コピー風。
出会って5秒って、戦闘開始のスタートから5秒って出会って5秒って言うのかな。
キャラの絵が安定しないわりに、モブおじさんの作画だけが安定している。主人公の目は大きさが変わる上に丸くなったり細長くなったり、たまに睫毛バサバサになったり、ぶれぶれなのにね。
なんだろう。昔、ガンガンか何かでちらりと読んだんだよという気になってしまう雰囲気だった。
物語は全然これからなのだけれども、嗚呼、これは第2期が始まっても見ないだろうなと珍しく断言できる作品だった。まぁ、好みではなかったのだろうね。
総評としては下の中。

 

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『魔王イブロギアに身を捧げよ』

全9話視聴完了。
BがLの異世界転生。「ComicFesta」の漫画CM5分アニメ。エロ枠。そして肝心な所は特典とか有料。
ストーリーは、社会のはぐれ者であった牛頭利晃ことゴズ。撃たれて殺されたはずが、目を覚ますと過去にプレイした大好きなゲームの中に。そこで出会ったのは憧れの魔王イブロギア。まだ魔王として覚醒する前の幼い彼に旧愛するゴズ。「いいね、俺を魔王のオンナにしてくれよ」魔王の倒されない世界、彼らは共に世界征服を目指す。
筋肉ムキムキのイケイケお兄ちゃん受けって良いねと、原作発売当時から読んでいたものがアニメ化と、ちょっとわくわくして見始めたけれど、テレビ放送ではザックリカット。カットし過ぎてストーリーが若干破綻していたが、CMだからね。
個人的に、原作2巻を読んだ時も同じ感想だったのだけれども、受けちゃんががベッドでうるさいのだよ。喘ぎ声とかではなく、過去の話しやらあれやこれやベラベラと。気持ち良いという風なのに、きちんと脈絡ある話しをするので、お前、余裕あるなと思ってしまったり。そんな興が削がれないかと、まぁ、好みはそれぞれ。アニメだと音が付く分、更に際立つ。
ただ、他が目に入らない位のラブラブなカップルの話しは幸せになるので良いね。
総評として中の下。

 

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