アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ヴィンランド・サガ』

全24話視聴完了。

原作を途中まで読んだ上での、アニメ視聴。どちらも重たくて胃もたれしそうだけれども、面白い。かなり面白い。夜中のラーメン的な感じ。深夜に作るインスタントラーメン。小口切りで冷凍した葱と、あー、どうしようかなとか思いつつ、肉系欲しいよねとツナ缶、贅沢かもと思いつつ、面倒で一気に1缶全部放り込んで、最後に玉子落として、そこに唐辛子めちゃくちゃ入れて、ラー油も入れて、嗚呼、キムチもあった。そしたらチーズも入れたい。これ、この時間に食べちゃまずいよね。絶対駄目なやつ。みたいな。自分的にそんな感じ。

ストーリーは、1000年期の終わり頃のヴァイキング。最強の戦士トールズの息子トルフィンが、父の仇であるアシュラッドを討つため、アシュラッドに付き戦場に生きるようになるという。途中、デンマーク王位継承権第二位の美しき王子クヌートや、トールズの昔なじみの大男トルケルなどが絡んできたり。物語りはまだまだ続く、取り合えず、アシュラッドがデンマーク王を殺してクヌートに殺される所でアニメ第1期は終わる。

幻の大陸ヴィンランドを目指す本当の戦士のサガで、ウィンランド・サガという。

アイスランドの寒そうな感じがきっと幻の大陸を目指させるのだろうなと思いつつ、観ていた。個人的に残念だったのは、原作だと灰色の世界に、主人公トルフィンと王子クヌートの美しい姿が浮き立って魅力的だったのに、アニメだと良くも悪くも普通になっていたこと。金髪イケメン、良かったのになと。まぁ、自分が好きなのは喰えない男、駄目な匂いのするアシュラッドなんだけどさ。

総評としては中の上。続編、作るのかな。漫画読むかな。続き気になる。

 

https://youtu.be/XVs4io58Gm4

 

ここではないどこか

ここではないどこか

  • メディア: Prime Video
 
ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンコミックス)

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『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』

全12話視聴完了。異世界転移。超人高校生とあるが、高校生的な所がほぼなく、例えば同じ17歳でも高校に行っていなければ、高校生にはなれないのだよと思った。そして、異世界転移と言えば、現代からファンタジーワールドへ突然に行っていまうのがセオリーなのだが、この高校生たちの世界がすでにかなりファンタスティックなご様子で、ファンタジーワールドからファンタジーワールドへの転移だなと。更に、異世界に行ってチートになるのではなく、元からチート集団だったのはちょっと新しかった。

ストーリーとしては、飛行機事故によって7人のそれぞれ得意分野を持つ超人高校生たちは、魔法や獣人の存在する異世界に迷い込んでしまった。エルフの美少女のいる村に助けられた彼らは、そこを拠点に電気のない世界に発電所を作ったり、悪政を正したり、経済を牛耳ったり。地球最高の叡智と技術でオーバーテクノロジー異世界革命。

主人公は高校生で総理大臣のイケメンもてもて王子な御子神司きゅん。いきなりエルフ少女に口移しで肉を食わされたり、もう、何がなんだかの男前っぷり。そんな彼を中心に、発明家で司きゅんが好きなロリ風少女、林檎ちゃん。忍者で世界最高のジャーナリスト女子高生な忍ちゃん。彼女の前では寿命と言う概念は限りなく希薄とか、凄い謳い文句の最高峰の医者の桂音さん。侍で、刀で、五右衛門的な、もうこうなると訳がわからない武等派な葵ちゃん。財界の魔王とか、商人は商人だけれども、もてるもてないとかそういうのは全て胡散臭さに消し炭にされた勝人君。このメンバーで何故マジシャンがと思うが、魔法的なはったりって重要だよねと、アニメ観進めていくとわかったよ、そんなショタっ子、暁君。まぁ、この超人メンバーで唯一はらはらさせられたのは、司君の絡んだ乙女達の抗争位か。最終的にそんな瑣末なことと横に追いやられ、ハーレムだけれど、ハーレムとかそうでもないよみたいな展開。

まぁ、完結はしていないよね。最終的に異世界で世界征服目指すような、そんな物語りだったような。それよりも気になるのは、こんなチートを失った、彼らの元の世界の混乱の方が大変なのではなかろうかという。だって、総理大臣消えちゃったとか、一大事だよねと。

総評としては中の中。高校生ね、高校生ってなんだろう。

https://youtu.be/WL8FStExZgE

 

超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 第1巻 Blu-ray

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  • 出版社/メーカー: Happinet
  • 発売日: 2020/01/08
  • メディア: Blu-ray
 

 

『私、能力は平均値でって言ったよね!』

全12話視聴完了。

異世界転生。チート物。可愛い絵柄の女の子のきゃっきゃうふふもありつつ。

現世で、人よりもできる子だったために、孤独だった女子高生の栗原海里は、車に轢かれそうになった子供を助けるため死亡してしまう。そして異世界に転生することとなった彼女は、普通に友達を作って、普通に生活したいと、神様に一つのお願いをする。「能力は、その世界の平均値でお願いします」。しかし、神様に授けられたのは跳びぬけて優秀なチートな力。マイルとなった彼女は魔法が存在するファンタジーな世界で、ツンデレ赤髪魔導師レーナ、騎士を目指すイケメン少女メーヴィス、商家の娘の食えない一見おっとりおっぱいぷるん少女ポーリン。彼女らとハンターとなり、目指すは普通の幸せ。

主人公マイルちゃん。第1話から、絵柄の問題か、大人と子供の線引きが曖昧で見ていて途惑う。そしてちょいちょい入る漫画アニメのパロディネタが誰向けなのか。ちょっとうざさを感じるし。必要なのか。視聴者を置いて行っていないか。作中でも主人公しかわからないネタの連続で、嗚呼、こういう所が友達がいない理由ではと思わざる得ない。この子、孤独だったのって優秀だからではないよ。空気を読まないというか、我道を行くと言うか。そういうところではないのかなと。さらにはこのタイトル。『私、能力は平均値でって言ったよね!』ってかなり上から目線じゃない。それを無自覚で言うような子だとしたら、推して知るべしと思ってしまった。

個人的に第11話から最終回にかけての主人公の慢心からの、決して回りもマイルの優秀さだけに頼り切らない自立した感じは好きだった。本当の友達になる流れがわかりやすくて良かった。

総評としては中の中。

https://youtu.be/GdWkzv__Xzg

 

2019年印象的だったアニメ10。

今年はあまりアニメを観られなかったな。今年書いた感想51本。内、ドラマ3本。なんだか忙しさの合間に隙を伺っての視聴だったので、今までHDにたまった作品を端から視聴していたのを、厳選した気がする。が、最も面白い作品に出会える確立が高いのは、数見ることなのだろうなと改めて思った。そして、後半は異世界転移・転生という見易い物優先していた気がする。異世界物の中毒性にやられ、安価なスナックを暴食したかのような感覚。なんだろう。疲れていたのかもしれない。

 

第1位 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

言葉にできない程に重たくて、全然、自分の中で消化できていない。でも、そういったことを全て抜いて、とても良い作品だった。最初から最後まで泣き通しで観ていた気がする。映画を観ないと。自分の中でのこの物語の終着点をずっと探している。

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第2位 『魔王様、リトライ!』

決して良く出来たアニメとは言い難いのだけれども、あの魔王の声と語り口が印象的だったのと、異世界に温泉旅館を作るという目的が新鮮だったのと、なんだかマイクラ的で良かったなと。

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第3位 銀魂.

まだ終わらないのかと。あんなに面白かったのにも関わらず、こんなに視聴が苦痛になるとは思わなかった。それに尽きる。

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第4位 進撃の巨人』Season3-Part.2

昨年に引き続き、予想の出来ない展開に拳を握って画面に釘付けだった。凄い。面白い。完結が楽しみで怖い。

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第5位 『ありふれた職業で世界最強』

中二心が刺激され過ぎて、寧ろちょっと辛い。主人公に惹かれている自分を上手く受け入れられない。

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第6位 『異世界かるてっと』

ターニャにまた会えるだなんて。

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第7位 ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風

ジョジョお洒落って誰が言い出したのだろう。あの独特な世界感は凄いなと思う。あと、恭子さんのコスプレがファビュラスでマーベラスで印象的過ぎた。まさかこんな三次元でジョジョのキャラクターを見られるだなんて思わなかった。凄い。

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第8位 『悪偶』

なんか、とんでもないアニメを観た気がする。本当にセンスがない一言に尽きるなと。

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第9位 『世話やきキツネの仙狐さん』

仙狐さんが欲しい。そして主人公の会社がブラックでつらい。

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第10位 『夢王国と眠れる100人の王子様

王子、100人もいらない。

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今年は観た本数が少ないので、10本上げる必要はあったのかと思いつつも、今年も作品の良し悪し、面白いか否かとは別の所で、印象的、記憶に残っているものを10本。来年はもうちょっとたくさんアニメを観られたら良いな。嗚呼、毎期毎期たくさんのアニメが放送されていて、全然時間が足りないよ。アニメが好き過ぎる。定期的に観ないと、毎日が頑張れない。アニメ大好き。

『新米姉妹のふたりごはん』※ドラマ

全12話視聴完了。ドラマ尽いている。今までほぼと言うか、全くと言っていいほど観なかったのに、今年、3本もちゃんと観ている。珍しい。全て食関連。料理の作り方を動画で見るのと近い感覚ではあった。

ストーリーは、親の再婚で姉妹になったサチ(山田杏奈)とあやり(大友花恋)の2人の女子高生。仕事で海外に行ってしまった両親。天真爛漫なサチと、人見知りで無表情なあやり。まるで対極なふたりが料理を通じて段々と仲良くなっていく物語り。

 

原作漫画が好きで視聴開始したのだが、ドラマ、ゆりゆりしていた。無駄にスローモーションと食べている口のアップ。過剰なJK同士の接触。スローモーション。いるのかな。

それと、やっぱりメニューとか立派なお家とか、セレブリティの匂いがする。そもそもメニューのチョイスが疲れたアラサーOLみたいだよなと思いつつ。うっかり夜中にアマゾンでぽちっちゃったようなチョイス。

生ハムの原木、家にも前にあったのだけれど、食べきるの時間かかったし、切るの結構大変だし。ワイン欲しくないかいと。ラクレットチーズも、鹿肉のロティ、フォアグラのソテーなんて、ワインいる。必要。ネギソーセージもピザもビールが飲みたいし、天麩羅には日本酒。嗚呼、呑みたい。家呑みしたい。美味しい物ちょちょい作ってちまちま呑みたい。夜中にこんなドラマ観たらお腹は減るし、欲望が暴走するし。やばかった。

調理過程の映像が美しくて、丁寧で、ドラマだけれども、観ていて作れそうとなった。特に最終話のローストチキンは難易度高そうで躊躇していたけれども、できそうだなと思えたり。観ていて派手な料理だったのも楽しい。フォアグラは近々、冷凍の安価な物を買って来ようかな。

 

新米姉妹のふたりごはん1 (電撃コミックスNEXT)

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新米姉妹のふたりごはん Blu-ray BOX

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第十二話

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『ひとりキャンプで食って寝る』※ドラマ

全12話視聴完了。

きのう何食べた?(『きのう何食べた?』※ドラマ - アニメ視聴否忘失録)』の視聴で、ドラマもなんとなく観られるなと思った流れと、金曜の夜の『タモリ倶楽部』視聴後のだらだらした流れて、なんとなく観てしまった。

ストーリーとしてはタイトルそのままで、今流行のソロキャン。一人でキャンプに行き、食べたい物を料理して食べて寝るだけという贅沢な時間を描いた物語。

奇数話(監督・横浜聡子)は健人(三浦貴大)という男性主人公で、缶詰と簡単な食材で料理する。偶数話(監督・冨永昌敬)は七子(夏帆)という女性が自然の中で自ら採った食材を料理する。そんな隔週変化型の一風変わった編成。

個人的に第1話で衝撃を受けたのが、あまりに主人公の男が楽しそうでない。なんでこの人はキャンプに行っているのだろうと。キャンプ、楽しい? そんな事を思った。そして、あくまで個人的な感想なのだが、食べ方が気持ち悪い。生理的に受け付けられない。あの唇のアップとか、食べている口の動きとか、息の吐き方とか、音とか。もう、なんだろう。鳥肌が立った。嗚呼、無理。無理。気持ち悪い。思わず画面に突っ込んでしまったよ。そして、何故か、なのについ観ちゃう。なんだろう。この良くわからない感じ。なんでだろう。

そんな良くわからなさの正体と、観易い時間という惰性で、観た第2話。あれ? 主人公が女。何処かで観た事あるなと思ったら、『kimono姫』のモデルやっていた女性だ。美人という描き方はされていないが、ふとした表情にドキッとする。スタイルが凄く良いな。でも、なんだろう。面倒そう。この人の友人付き合い方が謎。なんで友達なのだろう。よくわからない。そしてそれは最終回まで同じことを思ったのだけれども。それと、特に第10話で強く思ったのは、女性の一人キャンプって怖くないかと。危なくないかなと。あまりに無防備で、ソロキャンの危険性がぞわぞわした。

良いなと思ったのは、第5話で登場した健人の部屋。部屋の中にテントを張るって凄く楽しそう。キャンプごっこ。自分はアウトドアする人間ではないけれど、アウトドアの道具とか服とか好きなので、ああいうの凄く憧れる。羨ましい。それと同時に思ったのは、もしかして健人ってちょいセレブなのではと。結構良い会社勤めなのかなとか、下世話な想像が。ドラマのキャラクターって良い家住んでいるよね。でもってアウトドアグッズってちょっとお高いよねと。展示場みたいな。リアリティないなと。いや、リアルが何かなんてわかってもいないけれども。

もう一つ、印象的だったのは七子の衣装。Foxfireのベスト。凄く可愛い。釣り用だけど、これ、タウンユースとか、駄目かな。めっちゃ好き。と、思って調べたら、品切れ。そうだよね。凄く可愛いもの。いや、これはこの女優さんでこのスタイルだから着こなせていて素敵だったのかなとか。でも、ちょっとこんな感じのデザインで作れないかやってみようかなとか。こうやって衣装を楽しめるのはドラマ特有だなと思ったり。

https://www.foxfire.jp/onlinestore/groups/2791

料理も、コンビーフとか美味しいよね。大好きと。最終話の製麺機は昔祖母の倉庫にあったので懐かしいなと思ったり。あまり作ろうという感じではないけれども、面白かった。七子の調味料ボックスもおしゃで観ていて楽しかった。

 

ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

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山と食欲と私 1巻: バンチコミックス

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山賊ダイアリー(1) (イブニングコミックス)

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『銀魂.』

第353話~第367話視聴完了。

sobraniepinks.hatenablog.com

銀魂終わる終わる詐欺に一体どれだけの人が付いて行っているのだろう。作中突っ込み、作者登場、舞台裏暴露。もう、それで許される時期はとっくに終わっているし、面白くもない。久々に苦痛を伴っての視聴だった。これで終わると思っていたから、辻褄の合わないシリアス展開に、次第にテンポの悪くなる使い潰されたギャグに耐えつつ、年内に片付けたいなと思いつつ、最後まで何とか観た。途中、こんなもう自分には楽しめなくなったアニメを観ているのだろうと何度自問自答したことか。

まさかそんな完結しないだなんて。リアタイで漫画とか情報を追っているわけではないので、本当に驚いたし、もう、多分、無理。無理だよ。銀さんには、自分の中に眠る二次元駄目男萌という新たな扉を開いて貰った恩があるが、それを差し引いても、私の中の銀魂は最終回でよいよ。終わる終わる詐欺が最後。なんか細々言いたい事もあった気がするが、疲れた。

総評として下の中。

 

銀魂 銀祭り2019(仮)(初回仕様限定版) [Blu-ray]

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